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清水は14戦ぶり黒星。岡崎はシュート0

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[10.18 J1第29節 大分2-1清水 九石ド]

 清水エスパルスは勝てば前節同様に首位をキープする状況だったが、最下位に足をすくわれた。後半5分に日本代表DF岩下敬輔がCKからヘディングで先制弾を奪ったが、守りきれずに今季初の逆転負け。リーグ戦14試合ぶりの黒星を喫した。

 日本代表の香港戦、トーゴ戦でハットトリックを達成し、日本のエースへと成長したFW岡崎慎司はシュート0本。チーム全体でも大分の半分の4本に終わった。中盤でパスミスを繰り返し、効果的な攻撃を仕掛けられなかった。スポーツニッポンweb版によると、岡崎は「残念。勝たないといけなかった」と唇をかんだという。

 清水の公式HPによると、長谷川監督は「今日の試合において、大分の方が良かったのか、エスパルスが受けてしまうような雰囲気になったのかというと、両方あると思う。大分の方が、出足が良かった。当然、勢いに押された部分はあるが、そこからの反発力が特に前半なかった」と攻撃面での迫力不足を嘆いた。

 DF岩下も「ミスが多かった。相手のペースでもなかったが、なかなか自分たちの流れにも、持っていけなかった。2点目を取れればもっと楽にはなったが、先制して気持ちに変なスキができてしまったのかもしれない。しっかりと今日の反省をして、まずは連敗しないことが大事」とコメントした。

 初のリーグ制覇に向けて痛い星を落としたが、まだ首位・川崎Fとの勝ち点差は2。チャンスは残されている。長谷川監督は「まだまだあと5試合ある。きちっと切り替えて、次のFC東京戦に臨みたい」と前を向いた。

(文 近藤安弘)

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