[10.25 J1第30節 名古屋3-3磐田 豊田ス]
　ジュビロ磐田の日本代表FW前田遼一が名古屋戦でハットトリックを達成。自己最多を3得点更新する18得点とし、ランキング単独首位に立った。チームもこの日の勝ち点1でJ1残留を決めた。
　前節までFC東京MF石川と15得点で並んでいたが、前半31分に右サイドから右足で狙い澄ましてネットを揺らすと、同39分にはゴール正面からのミドルシュートがGKの頭上を越えて決まった。さらに後半3分には、MF西の右クロスにヘディングで合わせてJ1で自身3度目のハットトリックを決めた。
　前田には、02年に磐田で高原(現浦和)が獲得して以来となる日本人得点王の期待がかかる。サンケイスポーツweb版によると、前田は「うれしいですけど特に意識していない」と、試合に引き分けたこともあり、言葉少なだった。それでも、周囲の期待は高まるばかりだ。
(文　近藤安弘)