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「エトーは来週合流する」、カメルーン監督は"騒動"を一蹴

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[5.29 国際親善試合 カメルーン1-1スロバキア クラーゲンフルト]

 カメルーン代表のポール・ル・グエン監督は、代表辞退を示唆するなどW杯直前に思わぬ騒動を巻き起こしているFWサミュエル・エトーについて「来週にはチームに合流する」と明言した。

 所属するインテルで欧州CLを制覇したエトー。22日の決勝までクラブでの活動が続いたため、現在は休養中だという。カメルーンの英雄であるロジェ・ミラ氏から「クラブでは活躍するが、代表では活躍していない」などと批判され、「W杯は行くほどの価値があるのか。あと数日考える」と辞退の可能性にまで言及したエトーだが、指揮官は「問題なし」を強調した。

 エース不在のこの日は拙攻が目立ち、0-1の後半38分にMFエヨング・エノーのゴールで引き分けに持ち込むのが精一杯だった。3試合ぶりの得点を挙げたものの、3月3日のイタリア戦(0-0)、今月25日のグルジア戦(0-0)に続いて3試合連続ドロー。8強敗退に終わった1月のアフリカ選手権までさかのぼっても、グループリーグのザンビア戦(3-2)を最後に5試合連続で勝利から見放されている。

 「(開幕までの)2週間で問題は解決する」と力説する指揮官。今後は6月1日にポルトガル戦、同5日にセルビア戦と強化試合を控えているが、攻撃は結局、エトー頼みかという印象も拭えない。

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<写真>ドリブルで駆け上がるエマナ(中央)。右は同点ゴールをアシストしたアス・エコット

(取材・文 西山紘平)

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