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[U-17W杯][戦評]勝負強さが光ったチュニジア(アメリカvsチュニジア)

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[8・23 U-17W杯グループリーグE組第2戦 アメリカ 1-3 チュニジア 韓国・昌原]

田村修一の「視点」

 両チーム通じて4得点中3得点がPKによるもの。いいサッカーをしていたのはアメリカだったけど、運なく負けた印象だ。アメリカはチャンスも多くつくっていた。でも決め手に欠けていた。
 気温が30度以上あって、日差しも非常に強い。試合間隔も中2日だし、いいパフォーマンスができる環境じゃない。試合ではどちらも加速できない感じだった。でもその中でチュニジアは勝負強い、こだわりのあるサッカーをしていた。タレントはアメリカに劣っていたし、個の力はないけど、組織が取れていて大人のチュニジアのようなサッカーをしていた。そして劣勢の試合で勝ち点3を奪い取った。
 2連勝のチュニジアは初めての決勝ラウンド進出だ。実力的には同組のアメリカ、ベルギーに劣るけど、試合のポイントを見逃さずにつかむ、したたかさが彼らにはある。

(取材・フットボールアナリスト田村修一)

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