beacon

[U-17W杯][戦評]アジアレベルではあっても、世界レベルではなかった(北朝鮮vsニュージーランド)

このエントリーをはてなブックマークに追加
[8・24 U-17W杯グループリーグB組第3戦?鳴・・1-0 ニュージーランド 韓国・蔚山]

田村修一の「視点」

 北朝鮮は初戦でイングランドと引き分けているから力があるのかなと思ってみていたけど、期待していたレベルではなかった。
 北朝鮮はここまで1分け1敗。ブラジルに1-6で大敗していることもあって、決勝ラウンドに行くためにはニュージーランド戦で大量得点を取って勝つことが必要だった。その中でフィジカルが一番の持ち味の北朝鮮は、相手を力でねじ伏せるようなスタイルのサッカーをしていたけど、暑い状況、連戦で確実に疲れている中、相手を押し切るだけの違いは出せなかった。アジアのチーム相手にはこの力でも十分優位に立てたかもしれない。でも、世界で通用するほどではなかった。それもニュージーランドという決してレベルの高い相手でなかったにもかかわらずだ。
 攻めてはいるけど細かいスペースを生かすテクニックはないし、大味なサッカーしか出来ない。1点は取ったけど、それは相手のクリアミスを突いただけ。見てて点が入る気がしなかった。1-0という最少得点での勝利、そしてグループで3位というのは妥当な結果。北朝鮮はアジアレベルではあっても世界レベルではなかった。

(取材・フットボールアナリスト田村修一)

TOP