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[ACL]川崎Fvs北京国安 試合後の選手コメント

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[3.9 ACL第2節 川崎F1-3北京国安 等々力]

 AFCチャンピオンズリーグ2010(ACL)は9日に第2節が行われ、グループEの川崎フロンターレは北京国安(中国)とホーム等々力陸上競技場で対戦した。前節の城南一和(韓国)に0-2で敗れた川崎Fは何とかホームで勝ちたかったが、不慣れな積雪ピッチに苦しみ1-3で2連敗。ACLは最悪のスタートとなった。

以下、試合後のコメント

<川崎F>
●MF稲本潤一
―連敗です。雪もひどかったが経験は?
「しっかりとこの結果を受け止めたい。まだグループリーグが終わったわけではないですし、上に行けるチャンスもあると思う。雪? ここまでの雪はないですね。ドイツやトルコでも雪が降ったことはありますけど、ここまでではなかった」

―雪の影響があった?
「どうなんですかね?ただ、1点目のところでは普段はボールは止まらないでしょうし、そこは集中力の差があった。後半は向かい風でしたし、相手はゴールキックから3点目につながった。チームとして前に出て行く選手が多いので、カウンターを食らいやすいところがある。あとは、こぼれ球をどれだけ拾えるのかということ。相手の2点目の場面もうちは人数はいました。そこ(ゴール前やミスのあと)で人に任せないようにしないと。自分で責任をもってやらないといけない。。全体が90分集中してやれなかった。試合数が多いのもあるけど、後半も何となく入っていた」

―経験を強く伝えないのか?
「何か変えるようにいっても(川崎F歴の短い自分が言うと)悪い方にいくかもしれないから。徐々に言っていきます。それに、僕自身も反省はあるので。チームとしてもお互いに意見を出し合いたい」

●FW鄭大世
―連敗しました。
「次があるとか、いいたくない。自分としては、きょうは引き分けとかじゃなくてよかったと思ってる。負けてよかった。引き分けとかだったら、ズルズル行っていると思う。これで背水の陣になって、みんな目が覚めたと思う」

―雪がすごかった。
「こういう状況で、はっきりいってサッカーができなかった。綺麗なサッカーにこだわりすぎ。もっとパワープレーをすればよかった。意思統一ができてなかった。後半は特に向かい風になっていた、ボールが飛ばなかった。もう少しわかりやすサッカーをした方が良かった。この状況で自分たちの良さを出そうとしすぎた」

―ハーフタイムに話し合わなかった?
「前半はけっこうつなげてたんで。で、後半、風下になったんで、蹴れ、蹴れと言っていたけど、雪と風でボールが飛ばなかった。誰が悪いとこかではない。自分もボールが収まらなかった。でも、みんなが早く切り替えてできればよかった。こういうことができないとタイトルは取れない。その辺がうまいのが鹿島」

●DF森勇介
「やはり晴れの日とはちがった。最初はボールを動かせたけど、途中から動かせなくなかった。後半、相手は風上で、いいボールが飛んできていた」

―2点目の失点は、クリアが相手に当たった。
「失点は、俺のせいです」

―雪対策の指示は?
「特には。ただ、ロングボールをDFラインの裏に入れているこうとは話していた。後半、風下だったんで全然、飛ばなかった」

●DF菊地光将
「勝ちたかったけど、残念です。ミスが多くなった」

―ゴールを決めたが、どこで決めた?
「足ですね。右足です」

―雪で心がけたことは?
「ボールがつなげないので、できるだけシンプルにやることを心掛けていた。相手にやられた」

高畠勉監督
―予想外の雪でしたが、対策は?
「このピッチコンディションになって、ホームの地の利が無くなったかなと。タフなゲームになるので、セカンドボール、ルーズボールをマイボールにして、チャンスにつなげていこうという話はしました」

―ジュニーニョ、中村憲剛が不在の影響は?
「今のところ、不在で、ジュニーニョ、憲剛がいれば、という思いはないです。今シーズンは初めから代表選手、ジュニーニョがケガで参加していませんでしたから、その中でのチーム作りをしっかりとしてきました。彼らの穴はほかの選手が埋めてくれている」

―雪で苦しんだ以外の課題はあるか?
「全体を通してパワー不足かなと。ラフな、タフなゲームになった時に、クリアのところもそうですが、ディフェンスラインの背後に蹴り出せればというのは見ていて感じました。そこをしっかりとはじき返してタフな、ラフなゲームをモノにできるようにしたいです。ルースボール拾えない? 気持ちが強い方にボールが転がるよと、言うところで勝つと言う強い気持ちを持って挑もうと話していました。相手の方がその点では優っていた」

以上

(取材・文 近藤安弘)


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