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[ACL]鹿島が3-1快勝、危なげなく4連勝

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[3.30 ACL第4節 ペルシプラ1-3鹿島 ジャカルタ]

 ACLグループリーグは30日、F、H組の第4節を行い、3連勝でF組首位に立つ鹿島アントラーズはアウェーでペルシプラ・ジャヤプラ(インドネシア)と対戦。MF遠藤康、FW興梠慎三、DF内田篤人のゴールで3-1と快勝し、4連勝を飾った。日本時間19時開始の全北現代(韓国)対長春亜泰(中国)で長春が引き分け以下に終われば、2試合を残して鹿島のグループリーグ突破が決まる(全北対長春は前半終了時点で0-0)。

 鹿島は父親が急逝したFWマルキーニョスが欠場。前線はFW興梠慎三とFW大迫勇也が2トップを組んだ。中盤は右に野沢拓也、左に遠藤康、ダブルボランチが小笠原満男と中田浩二。最終ラインは右から内田篤人、岩政大樹、イ・ジョンス、ジウトンと並び、GK曽ヶ端準だった。

 開始早々の前半1分、ジウトンの左クロスから遠藤がボレーシュートを叩き込み、幸先良く先制のゴールネットを揺らした。前節24日のホーム戦では5-0と圧勝した相手。一気に攻勢を強めたが、ペルシプラも反撃に出た。

 前半18分にはカウンターからFWパエウがシュートを狙うと、イ・ジョンスが体を張ってCKに逃れたが、同19分、同点ゴールを許してしまう。鹿島の右サイドから突破を許すと、いったんはシュートはポストに当たったが、跳ね返りをパエウが押し込み、1-1に追いつかれた。

 前半24分にはDFピエールが強烈なロングシュートでゴールを襲うなど思わぬ防戦となった鹿島だが、すぐに押し返す。前半26分、野沢の右クロスを興梠が胸トラップから素早く反転し、右足で勝ち越しゴール。同33分にはカウンターから内田が駆け上がり、内田からのパスを受けた野沢のシュートはゴールライン上でDFに阻まれたが、こぼれ球を内田が押し込み、3-1と突き放した。

 2点のリードで折り返した後半、鹿島は慎重に試合を運んだ。過密日程と高温多湿なアウェーの環境を考慮。リスクを冒さず、まずは守備から入り、ゆっくりボールを回して時間を進めた。後半15分に興梠に代えてFW佐々木竜太を投入すると、同19分には遠藤に代わってMF青木剛がピッチへ。3ボランチ気味の布陣で試合をコントロールした。

 後半25分にはカウンターから佐々木に決定機があったが、シュートはゴール上へ。ダメ押しの4点目は奪えなかったが、後半34分には小笠原に代わってDF伊野波雅彦がボランチの位置に入り、守備を固めると、ペルシプラの反撃を危なげなくかわし、3-1で逃げ切った。

(文 西山紘平)

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