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[ACL]広島は急造DFラインが奮闘。公式戦7試合目で初完封

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[3.30 ACL第4節 広島1-0アデレード・U 広島ビ]

 急造守備陣も踏ん張った。サンフレッチェ広島はDFストヤノフ(前節に退場)、DF槙野智章(右股関節違和感)と守備の要を欠いた中、今季公式戦7試合目で初完封を飾った。※詳細はコチラでチック!

 この日の3バックはリベロにベテランの中島浩司、ストッパーに森脇良太横竹翔という初の組み合わせ。まさに急造ラインだったが、それでもここにGK西川周作、ボランチの森崎和幸森崎浩司も加わって守備網を形成。フィジカルと縦への速さが武器のアデレード・Uの攻撃を何とかしのいだ。

 中島はCKから佐藤寿人が決めた決勝点をお膳立てし、森崎浩はそのキッカーを務めるなど、攻撃でも力を発揮。ゲームメーカーとしても実力を発揮した森崎浩は試合後のインタビューで「厳しい試合だったけど、最後まで集中して勝つことができた。イリアン(ストヤノフ)とかマキ(槙野)とか、他の選手も怪我で不在と苦しいメンバーだったが、みんな強い気持ちで戦った」とチーム一丸、総力戦で勝利をつかんだことを強調した。

 「本来もう少し早い形でACLの勝利をつかみたかったが、勝つことができてよかった。クラブ史上初めてACLで勝ててうれしい。選手は最後まで集中していた。GL突破は残り2試合を勝利しないと厳しいが、みなさんの応援があれば勝利できると思っている」とペトロヴィッチ監督。この勝利で国際舞台での勝ち方や勝つことの喜びが分かったはず。指揮官の言葉通りGL突破は他力と苦しい状況だが、今季初の完封で勢いに乗り、奇跡を起こすつもりだ。

(文 近藤安弘)

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