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[ACL]兄弟対決へオリヴェイラ監督「どちらかが死ぬわけじゃない」

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[4.28 ACL第6節 鹿島2-1全北現代 カシマ]

 兄弟対決が実現した。鹿島アントラーズは6戦全勝でF組首位突破が決定。5月12日の決勝トーナメント1回戦で浦項スティーラーズ(韓国)と対戦することになった。

 浦項を率いるのは、鹿島のオズワルド・オリヴェイラ監督の実弟であるワルデマール・オリヴェイラ監督。8強入りを争う兄弟指揮官対決に注目が集まりそうだが、兄であるオリヴェイラ監督はあくまで平常心を貫いた。

 「弟と対戦するのは初めてではないし、負けたからといってどちらかが死ぬわけじゃない。結果がどうあれ、兄弟愛は変わらない。ただのサッカーであって、いいゲームができればと思っている」

 オリヴェイラ監督によると、クルゼイロの監督を務めていた06年にブラジル選手権で弟と対戦した経験があるという。そのときのスコアは2-2だった。

 「彼の指導法については、似たようなサッカーに対する考えを持っているし、一緒に仕事をしたこともあるので、似たようなスタイルだと思う。ラウンド16では両チームが面白いサッカーを見せられると思う」

 鹿島にとってはグループリーグ突破後の決勝トーナメント初戦は2大会連続で敗退している鬼門でもある。グループリーグ全勝突破にも「100%の結果を得られたのは喜ばしいが、目標はもっと上」と力説した指揮官。「気を引き締めて、一戦一戦、決勝のつもりで戦わないといけない」。アジアの頂点へ、まずは兄弟対決を制し、準々決勝へ駒を進める。

(取材・文 西山紘平)

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