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[ACL]名古屋も決めた!!小川の2発などで1位突破決定

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[5.6 ACL第5節 名古屋4-1蔚山現代 瑞穂陸]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は6日、グループリーグ第5節を行い、E組首位の名古屋グランパスはホームで蔚山現代(韓国)と対戦。名古屋は前半14分にMF小川佳純、同23分にFW巻佑樹がゴールを決めると、同42分に1点を返されたが、後半14分にFWダヴィ、同27分に小川が加点し、4-1で快勝した。

 ホーム初勝利を挙げるとともに、3勝2分の無敗で勝ち点を11に伸ばし、1位でのグループリーグ突破が決定。6月24日の決勝トーナメント1回戦はホームでG組2位(鹿島、水原三星、上海申花のいずれか)と対戦することになった。

 名古屋は4月12日の浦和戦(0-1)で右足首を負傷し戦線離脱していたFW玉田圭司が公式戦6試合ぶりにベンチ入り。4-4-2のシステムで、GK楢崎正剛、4バックは右から田中隼磨、吉田麻也、増川隆洋、阿部翔平と並んだ。中盤は山口慶と吉村圭司のダブルボランチ、左に杉本恵太、右に小川佳純が入り、ダヴィと巻佑樹が2トップを組んだ。

 立ち上がりからダヴィと巻の2トップが起点となり、チャンスをつくった名古屋。前半14分、左サイドでボールを持った阿部がアーリークロスを上げると、巻の折り返しを小川がダイビングヘッドでゴールネットに突き刺した。

 小川のACL2戦連発となるゴールで先制すると、前半23分には小川の左クロスを巻が頭で合わせ、追加点。試合序盤で2点のリードを奪った。

 蔚山は前半40分にMFオ・ジャンウンを投入し、反撃を狙うが、なかなか名古屋のディフェンスを崩せない。それでも同42分、セットプレーのチャンスを生かし、キム・シンウクがFKを頭で叩き込み、1点を返した。

 後半立ち上がりは蔚山の圧力に押されがちだった名古屋だが、セットプレーから効果的に追加点を奪った。後半14分には阿部の右FKをダヴィが頭でそらして3-1。その直後、ダヴィに代わって玉田が久々のピッチに立つと、後半27分、FKのチャンスに玉田がグラウンダーのパスをゴール前に入れ、味方選手が落としたボールを小川が左足のダイレクトシュートを叩き込み、試合を決定付けた。

 名古屋にとっては今季公式戦最多となる大量4ゴールの快勝劇。ACL待望のホーム初勝利で、1位でのグループリーグ突破も決めた。これでG大阪、川崎F、鹿島に続き日本勢は4チームすべてが決勝トーナメントに進出することになった。

(文 西山紘平)

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