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鄭大世が予選大会に続き得点王獲得(東アジア選手権)

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[2.23 08年東アジア選手権 中国 3-1 北朝鮮 重慶]

 川崎Fの北朝鮮FW鄭大世(23)が2得点で日本代表MF山瀬功治(26=横浜FM)らと並んで得点王を獲得した。ここまで2戦2発の鄭は中国との最終戦に1トップで先発。前半34分には、右足アウトサイドにかけた絶妙なパスでMF志尹南(31)の先制ゴールを演出した。
 ただ、この日の北朝鮮代表は中盤まででのミスが目立ち、鄭が前を向いてボールに触れる機会はわずか。先制点のあとはスタジアムを沸かせるような場面はほとんどなく、無得点。チームも1-3で逆転負けした。
 2点差以上での勝利、もしくは3ゴール以上取っての1点差勝ちでも優勝だっただけに鄭はがっかりした表情。「うちは攻撃させてカウンター狙いだったけど、ボールをうまくもらえなかった。レベルの高い代表相手だと(自分ひとりで)2人、3人かわしてゴールとはいけない」と悔しがった。
 今大会は日本と韓国に引き分け。自身もゴールを連発し予選大会(07年6月)に続く得点王も獲得したがチームは最下位に終わった。「(今大会は)最後にダメだったから悔しい。この悔しさを次につなげたい」と宣言。3月26日にはホームでW杯アジア3次予選韓国戦が控えている。

(取材・文 吉田太郎)

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