第90回天皇杯全日本サッカー選手権の大分県代表を決める大分県サッカー選手権は29日、大分市の大分スポーツ公園で決勝が行われ、4年ぶりの天皇杯出場を目指す新日鐵大分と初の全国を狙うHOYO Atletico ELAN大分が激突。1-1からのPK戦を4-1で制したHOYO Atletico ELAN大分が全国切符を獲得した。2003年のチーム創設以来初の天皇杯出場を果たしたHOYOは、9月3日の天皇杯1回戦で宮崎県代表のホンダロックと対戦する。

　九州リーグ勢同士の対戦となった決勝は前半19分、HOYOが相手オウンゴールで先制。対する新日鐵大分は後半ロスタイムに途中出場のFW三重野宏(前・大分工高)がゴールを決めて同点に追いつく。だがHOYOはPK戦で守護神、野寺和音(前・ジェフリザーブズ)が活躍を見せて4-1で勝利をおさめた。

【大分】
[決勝]
HOYO Atletico ELAN大分 1-1(PK4-1)新日鐵大分
　
(文　吉田太郎)