29日、第90回天皇杯全日本サッカー選手権の出場権を懸けた第13回茨城県選手権決勝がカシマスタジアムで行われ、ともに関東大学1部リーグの流通経済大と筑波大が激突。流通経済大が3-2で逆転勝ちし、5年連続7度目の天皇杯出場を決めた。流通経済大は9月3日の天皇杯1回戦で群馬県代表のアルテ高崎と戦う。

　茨城新聞によると、流通経済大は前半、筑波大DF須藤壮史主将(4年=柏U-18)とFW赤崎秀平(1年=佐賀東高)のゴールにより、2点のリードを奪われたが、27分に主将のFW武藤雄樹(4年=武相高)が1点を返すと、後半38分にはセットプレーからMF河本明人(2年=流通経済大柏高)が同点弾。ロスタイムには武藤がこの日2点目となる決勝ゴールを決め、劇的な勝利で天皇杯への切符をつかんだ。

【茨城】
[決勝]
流通経済大 3-2 筑波大

(文　吉田太郎)