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先発10人入れ替えの名古屋、PK戦で新潟に辛勝。GK高木が奮闘!

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[11.17 天皇杯4回戦 名古屋1-1(PK5-4)新潟 瑞穂陸]

 リーグ戦で首位を快走する名古屋グランパスは、14日のリーグ・大宮戦からGK楢崎正剛ら10選手を入れ替えて新潟戦に臨んだが、何とか1-1の末のPK戦に5-4で勝利した。10選手のうち今季リーグ戦未出場者が5人いたが、リーグ首位の底力を見せつけた。

 メンバーが大幅に入れ替わり心配された名古屋だったが、幸先良く先制点を奪った。前半7分、FW橋本晃司がクロス。これは相手DFにクリアされたが、こぼれ球をDF三都主アレサンドロが押し込みゴールネットを揺らした。

 しかし、その後は司令塔のマルシオ・リシャルデスは欠場したが、主力メンバーがそろっていた新潟に押し込まれる場面が増える。後半23分には途中出場のFW川又堅碁のクロスから、こちらも途中出場のFW田中亜土夢に同点ヘッドを決められ、嫌なムードが流れた。

 その後も猛攻を受け、いつ逆転されてもおかしくない展開が続いたが、楢崎の代役で先発したGK高木義成が救った。何度かPA内に侵入されてシュートを放たれたが、好セーブを連発。延長に入っても集中力は切れなかった。計33本のシュートを打たれたが、獅子奮迅の活躍。PK戦では4人目のMF加藤大のキックを止めて貢献した。

 高木や三都主らのベテランの奮闘に加え、大卒ルーキーのDF新井辰也も途中出場で公式戦デビューを果たすなど、まさに総力戦で勝利をつかんだ。日刊スポーツweb版によると高木は「リーグV間近の名古屋というチームに、ケチをつけるような戦いはできなかった。しっかり戦えた」。控え組メンバーで勝利したことは、優勝が決まるかもしれない20日の湘南戦など、残りのリーグ戦に“追い風”になりそうだ。

(文 近藤安弘)

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