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追いつかれた神戸・宮本「失点のないゲームしたい」

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[3.21 J1第3節 大宮1-1神戸 NACK]

 「早く失点のないゲームをしたい」。ヴィッセル神戸のDF宮本恒靖が大宮アルディージャとの試合後、気持ちを吐露した。
 神戸は後半15分、吉田孝行のゴールで先制したものの、同39分にセットプレーから同点に追いつかれ、勝ちきることが出来ずに引き分けに終わった。大宮のMF橋本早十がCKを蹴り入れると、ボールは長身のマトの頭を超え、フリーのFW石原直樹のもとへ。スペースに飛び込んだ石原は強烈なヘディングシュートを決めた。「マトにくるとは思っていたが、あのような失点になるとは。あれは良いクロスだった」。宮本は悔しそうに振り返った。ゴール前でマトをマークしていたDF北本久仁衛も「マトの動きに気をとれてしまった。あのCKも自分たちのミスから与えたものなので、悔やまれる」。
 神戸は開幕戦から3試合連続失点。この日も1点を守りきり勝ち切ることは出来なかった。「今日は1-0で押し切れた試合だった。勝点は取れたが満足できない。耐える時間帯があるのは仕方ないが、耐えるエリアがPA前だったのは厳しい。せめてあと7-8m押し返した場所で耐えないと…」。DFラインを統率する宮本は責任を感じ、肩を落とした。

<写真>神戸DF宮本
(取材・文 山口雄人)

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