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新潟、ナビスコ杯GL突破絶望的

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[5.30 ナビスコ杯GL第4節 浦和2-0新潟 埼玉]

 リーグ戦では3位と好調のアルビレックス新潟。しかしナビスコ杯では、グループリーグ突破に早くも黄信号が灯った。30日、埼玉スタジアム2002で浦和レッズに0-2で敗北。サイド攻撃からは高精度の際どいセンタリングを蹴り込みゴール前を脅かしてはいたが、最後まで決定力を欠いた。

 「サイドからは攻撃の形が作れたが、中からの攻撃は出来なかった。走る人、パスを出す人、全体的に良いタイミングで動けていなかった」。鈴木淳監督はそう話したが、浦和の4バックに完全に封じられていた。浦和は闘莉王や阿部勇樹が日本代表招集により不在。CBには浦和のF・フィンケ監督が「素晴らしい守備だった」と称賛した山田暢久、坪井慶介が入った。新潟は裏のスペースを狙った縦パス、クロスを度々入れたが、この2人を中心にことごとくブロックされた。

 ポスト直撃弾や前線からのプレスでチャンスはあったが結局0-2で力尽き、勝点を伸ばせなかった。グループAでは勝点1で最下位。残り3試合全てで勝利したとしても、他チームの状況次第では決勝トーナメント進出は厳しい。しかし指揮官はまだ諦めてはいない。「あと3試合全部勝てば分からない。選手たちとは色んな事を話し合って無駄な試合にしないようにやるだけ」。リーグ戦では3位と上位争いを演じているだけに、この結果は指揮官としても受け入れ難い。修正して次の試合に臨む。

<写真>埼玉スタジアムに駆け付けた新潟サポーター
(取材・文 山口雄人)

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