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マリノス渡邉千真、今季6ゴール目

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[6.21 J1第14節 横浜FM2-0浦和 日産ス]

 横浜F・マリノスのFW渡邉千真が今季6ゴール目を決めた。後半14分、MF狩野健太が右サイドに走り込むFW坂田大輔に通すと、中の渡邉にクロス。ゴール前中央フリーで受けた渡邉は落ちついて右足で蹴り込んだ。「結果は残せた。でも満足はしていない。もっと質を上げたい」と渡邉。

 その6分後、マリノスは追加点を奪ったが、ゴールに至る場面でも渡邉のプレーが活きた。右サイドのDF田中裕介がPAニアに走り込む渡邉にクロスを入れると、飛び込んだ渡邉はDFと競り合い、ボールは後ろにこぼれた。「あの時はスペースにも気持にも余裕があった」という狩野がPA左で中へ入れると、FW山瀬功治が左足でダイレクトシュート。ゴール真中を切り裂いた。「自分はいつでもクロスが来たら中で潰れる意識がある」。クロスが入った時の基本を、渡邉は当然心得ている。ゴールシーンに関しては「スリッピーだったのでトラップして流れてしまうのが嫌だった。ダイレクトで振りきったらミートしてくれた」と山瀬。

 このゲームで山瀬は今季4得点。渡邉は6得点目をマーク。もはやマリノスには欠かせない存在だ。日本代表への関心について質問すると、どちらもまずはマリノスで実績を出したいという。「自分は代表とリーグは分けて考えています」と山瀬。渡邉は「まずはマリノスで結果を残すことが大事。次のガンバ大阪戦もホームなので点をとります」。浦和に続きガンバに勝ってアジア王者を下し、強いマリノスをファンに見せつけたい。

<写真>横浜FM・FW渡邉
(取材・文 山口雄人)

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