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アジア連覇絶たれたG大阪・遠藤「J優勝しか考えてない」

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[6.28 J1第15節 横浜FM1-2G大阪 日産ス]

 「Jリーグでの優勝しか考えていない」。28日、横浜F・マリノスを2-1で下したガンバ大阪MF遠藤保仁が決意を新たにした。

 24日のACL決勝トーナメント1回戦。ホームの万博競技場で川崎フロンターレに2-3の逆転負けを喫し、アジア連覇の野望を止められた。「ACLは終わった。連敗が続いていたので流れを変えたかった」。この強い気持ちが同点弾となって表れた。0-1で迎えた後半7分、左サイドのDF下平匠がセンタリングを入れるとマリノスDF中澤佑二がヘディングでクリア。遠藤はそのこぼれ球を拾って右足でシュートを放ち、反撃の狼煙をあげた。「後半はより攻撃的に行こうと思ったし、流れが次第にうちにきた」。すると、同9分にはマリノスGK飯倉大樹の処理ミスからMF橋本英郎が加点に成功。このゴールを守りきり、公式戦4連敗という負の流れを絶ち切った。

 「勝点3をとれたのが何よりです。もうJリーグでの優勝しか考えていない。ACLに行くためにリーグ戦を戦うわけではない。ひとつひとつ勝ちを重ねていきたい」。まずは7月1日、第10節の振り替えゲームとなる川崎F戦で、ACLでの借りをキッチリと返したい。

<写真>後半7分、MF遠藤保仁(7番)が追撃の同点ゴールを決める

(取材・文 山口雄人)

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