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ミスで失点の横浜FM・飯倉「自分のせい」

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[6.28 J1第15節 横浜FM1-2G大阪 日産ス]

 「今日は自分のせいで負けてしまった」。試合後、横浜F・マリノスのGK飯倉大樹の口から出たのは反省の弁だった。

 マリノスは前半20分にMF松田直樹ゴールで先制するも、後半7分、9分に失点。2失点目は飯倉の判断、処理ミスから献上してしまったものだった。FWレアンドロのミドルシュートをDFが弾くとボールはPA右へ大きく跳ね上がった。飯倉はゴールラインを切らせまいと身体を投げ出し、そのボールをピッチ内に戻した。MF橋本英郎にそれを読まれて拾われ、ゴールを割られてしまった。失点後、うつ伏せになり、悔しそうに拳をピッチに打ちつけた。「あのあと同点にしてもらえればと思ったが、自分がそんなことを言えた立場じゃない」。

 決定的なミスが目立つ形となったが、前半15分には素晴らしいセーブも見せた。MF二川孝広のスルーパスに抜け出したレアンドロのシュートを身体で跳ね返しピンチを脱出。流れを引き寄せ、5分後の先制ゴールに繋げた。「不運と言えば不運な試合」と話したが、下ばかり向いていられない。次節は久々のアウェー、大宮アルディージャ戦が待っている。反省を活かして前進するだけだ。

<写真>痛恨のミスで決勝点を献上したGK飯倉大樹は試合後反省し切りだった

(取材・文 山口雄人)

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