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[高校MOM_25]浦和ユースFW礒部裕基(2年) 軽快な動きでテンポを作るアタッカー

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]

[7.1 JFAプリンスリーグ関東1部第1節 浦和ユース 2-0 流経大柏高 埼スタ第2]

 高円宮杯08年王者・浦和ユースと07年王者・流通経済大柏高の対決となったJFAプリンスリーグ(U-18)関東1部第1節で、FW礒部裕基が躍動した。ポジションは4-2-3-1のトップ。前半からテリトリーを広く構え、中盤深くまで下がってサイドに散らしたかと思ったら次のプレーではアタッキングゾーン裏のスペースを狙い抜けだす。スピードあるドリブルと思い切りの良い突破力を見せるMF矢島倫太郎の動きに呼応して、ゴール前やサイドを脅かした。ピッチを広く使う浦和でも、一際目立つ選手の一人である。

 「最近の試合の中では今日は力を出してくれていた」。堀孝史監督の評価も高い。後半1分には均衡を破る先制点も奪取。矢島が右サイドからPA右に入れると石沢がゴール前中央にパス。駆け込んだ礒部がゴール左に蹴り込んだ。そこからチームは勢いに乗り加点。ライバル相手に2-0で完勝した。「礒部はもっともっと出来ると思う。小さいけれど動けるし、守備も気持ちをもって前からいける」と監督も評価している。「だからこそ、もっと点を取ってほしい」。期待値が高い分、ハードルも高い。まだ高校2年生。若さゆえの伸びしろを活かして、飛躍したい。

<写真>前への抜けだし、配球、シュートで魅せたFW礒部裕基

(取材・文 山口雄人)

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