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U-18日本代表、PK戦の末メキシコ下す

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[8.23 SBSカップ2009国際ユースサッカー大会第2日 U-18日本代表 1-1(PK7-6) U-18メキシコ代表 藤枝総合]

 U-18日本代表はSBSカップ2009国際ユースサッカー大会2日目の23日、U-18メキシコ代表と対戦し、1-1からのPK戦の末、7-6で勝った。日本は25日の最終戦でU-18フランス代表と戦う。

 立ち上がり、いきなりU-18メキシコ代表が牙をむいた。3-4-3の布陣を敷くメキシコは、ガブリエル、モラ、ウリセスの3トップを軸に、縦へ鋭いパスを送り込んでは、日本のDFラインを一気に切り裂いていく。
 メキシコは7分、ボランチのオクタヴィオのスルーパスから、ガブリエルが抜け出し、決定的なシュートを放つと、8分にはPA内からウリセスが強烈なシュートを放つが、いずれもGK中村隼(浦和ユース)のファインセーブで事なきを得る。
 しかし11分、右サイドを突破したガブリエルが放った強烈なシュートはGK中村がファインセーブで阻むが、こぼれ球をウリセスがヘッドで押し込んで、メキシコが先制した。

 しかし、このゴールでようやく目が覚めたのか、日本の動きがここから格段に良くなる。17分に右サイドを駆け上がったDF田中優毅(日本体育大)のクサビを、中央でFW重松健太郎(F東京U-18)が収め、さらに左サイドのMF古田寛幸(札幌U-18)に展開。だが、古田のシュートは僅かにそれていった。
 21分には左の古田から正確なサイドチェンジが右サイドのMF清武功暉(福岡大)に渡ると、清武はカットインから強烈なシュートを放つが、これはバーを直撃した。
 だが26分、ようやく日本の攻撃が実った。右サイドを深く突破した田中のセンタリングを、ニアサイドに飛び込んだFW永井龍(C大阪U-18)がダイレクトで突き刺し、日本が同点に追いついた。

 1-1で迎えた後半、暑さで足が止まり始めたメキシコに対し、日本が優位に試合を進めるが、チャンスで決めきれず、勝負の行く方はPK戦へ8人目までもつれ込んだPK戦で日本は、GK中村が2本のシュートを止める活躍で、7-6で勝利。これで2連勝とした。

<写真>永井の同点ゴールに枠U-18日本代表イレブン
(取材・文 安藤隆人)

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