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石川→平山でロスタイムV弾!F東京が白星発進

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[3.6 J1第1節 F東京 1-0 横浜FM 味スタ]

 FC東京が日本代表FW平山相太のロスタイムV弾で開幕戦を飾った。昨年のリーグ5位のF東京がホームに同10位の横浜F・マリノスを迎え撃った一戦は0-0のままもつれ込んだ後半ロスタイムに平山が決勝ゴールを決め、1-0でF東京が勝った。

 ともに4-4-2システムで試合に臨んだ両チーム。MF米本拓司が開幕直前の負傷により不在でMF石川直宏とMF梶山陽平がベンチスタートと中盤の構成が苦しいF東京は、右MFに中村北斗、左MFに新潟から加入した松下年宏を起用し、徳永悠平羽生直剛がボランチのポジションに入った。対する横浜FMは昨年のJ新人王の渡辺千真が長谷川アーリアジャスールと2トップを組み、新加入組では東京Vから加入したDF藤田優人が右SBで先発した。

 試合開始直後、F東京は松下の右後方からのFKを中村がゴール左ポスト直撃のヘディングシュート。これをきっかけに両チームが激しくゴールを狙いあう展開となった。その中で徐々に試合のペースをつかんでいった横浜FMはMF山瀬功治らが遠目の位置からでも思い切ったシュート。34分にはPAゴール正面からMF兵藤慎剛が決定的なシュートを放つ。だがF東京はこの一撃をGK権田修一が落ち着いてセーブするなど、前半を0-0で折り返した。

 後半も試合を支配する横浜FMに対し、F東京は19分に梶山、24分には石川をピッチへと送り出し流れを自らへ傾けていく。試合は動かずロスタイムへ突入するが、ここで劇的な決勝弾が生まれた。F東京は右サイドで相手DFのスライディングタックルを鮮やかに外した石川がPAへラストパス。ファーサイドでフリーだった平山が丁寧に右足で流し込み、雨中の熱戦に決着をつけた。

(文 吉田太郎)

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