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今季未勝利のG大阪、またも2トップが不発

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[3.14 J1第2節 C大阪 1-1 G大阪]

 ガンバ大阪セレッソ大阪との大阪ダービーを1-1で引き分け。今季公式戦5試合を終えて未だ勝ち星がない。

 G大阪は後半20分にMF明神智和の無回転ミドルで先制。だが、そのわずか6分後にカウンターから失点すると、その後も足の止まってきた守備陣が立て続けに危ない場面をつくられた。
 1-1で引き分けたが、試合後に西野朗監督が問題視したのは2トップについて。ここまでの公式戦5試合でチームは計4得点(加地、二川、ルーカス、明神)を挙げているが、FWのゴールは未だゼロだ(※ACL・河南建業戦でゴールを決めたルーカスは左MFで出場)。

 G大阪公式サイトによると西野監督は「スタートと試合が終わるときの2トップは違う選手。FWが決めきれないのは、個人なのか、チームの中でのことなのか、問題ではある」とコメント。優勝した05年のFWアラウージョやFWマグノ・アウベス、FWバレーら近年のG大阪には多彩なラストパスをゴールへと結びつける絶対的なストライカーがいた。だが、今季はFWペドロ・ジュニオールと新加入FWゼ・カルロスがコンディション不良で出遅れるなど、まだ前線の陣容が固まらない。

 首位との勝ち点差は5。選手層の厚いG大阪の実力を考えれば挽回するに全く問題のない差だろうが、前輪を欠いたままシーズンを迎えた優勝候補は、スタートダッシュに失敗した。

(文 吉田太郎)

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