[4.3 J1第5節 名古屋 2-0 神戸 豊田ス]

　名古屋グランパスのモンテネグロ代表MFブルザノビッチがFK2発でチームに勝ち点3をもたらした。まずは前半26分だ。ブルザノビッチはゴール正面、ゴールまで20m強の位置で得たFKで右足を振り抜く。するとシュートは弾丸ライナーでゴール左上へ突き刺さった。

　後半27分にはゴール正面左寄りの位置から。今度は右足で鋭い変化をかけた一撃が再びゴールネットを揺らす。相手GKが一歩も動けないビューティフルゴールで2-0とした。

　3月21日の磐田戦では試合開始わずか17秒で自陣から約60mのスーパーゴールを決めたブルザノビッチ。今度は“衝撃的な”FKでの2発で勝利に貢献した。チームは1試合消化が少ないながらも暫定4位へ浮上。試合後のインタビューでモンテネグロ代表は「2点取って、チームも勝ってうれしい」と会心の2発を笑顔で喜んでいた。

(文　吉田太郎)