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北九州の強化指定MF中原が初ゴール!!愛媛は終盤追いつきホーム無敗継続

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[5.12 J2第14節 愛媛 2-2 北九州 ニンスタ]

 愛媛FCギラヴァンツ北九州が愛媛県のニンジニアスタジアムで行われた。試合は開始早々2分にMF大山俊輔のゴールで愛媛が先制したが、直後の5分に北九州MF中原秀人のプロ初ゴールですかさず北九州が試合を振り出しに戻す。1-1で折り返した後半、北九州が12分にCKからDF小森田友明が頭で押し込み勝ち越したが、終了間際の42分に愛媛FW有田光希が執念で押し込み、打ち合いとなった試合は2-2のドローに終わった。なお、この日行われたJ2の試合はこの1試合のみ。残りの10試合は明日13日に行われる。

 開始早々、お互いファーストシュートを得点に結びつけた。まずは愛媛。前半2分、ゴール前の混戦で細かいパスをつなぐと、最後は右サイドでボールを受けた大山が右足を振り抜く。DFに当たってコースが変わるというゴールではあったが、幸先よく愛媛が先制に成功した。

 ホームの愛媛が主導権を握りゲームを進めるかと思われたがその3分後、わずかな隙を突いて北九州が試合を振り出しに戻した。DFのクリアボールが中途半端となったところをMF安田晃大に拾われると、安田はすかさず前線に縦パスを入れる。DFに当たるが、ボールは中原の足元にこぼれ、ゴール左に同点ゴールを突き刺した。中原は今季、特別強化指定選手として北九州でプレーする福岡教育大に在学中の22歳。前節J初出場を果たした大学生Jリーガーが、初の先発起用で結果を残した。

 打ち合いの様相を呈した序盤とは打って変わって、その後は試合がこう着。お互いシュートまでも持ち込めない展開が続き、前半を1-1で折り返した。

 後半に入ると北九州が攻勢を強めた。すると12分、CKから小森田が直接頭で押し込み勝ち越しに成功。さらに北九州は同17分と18分にFW渡大生がゴール前に侵入。特に18分にプレーではGKと1対1の状況を作り出しシュートを放ったが、右ポストに嫌われてしまった。

 一方、北九州の勢いに押されていた愛媛は、後半9分に大山に代えてFW石井謙伍を、同17分にはMF東浩史に代えてFW小笠原侑生、同34分にはMF赤井秀一に代えてFW久場光と、交代枠すべてでFW登録の選手を投入。なんとか同点ゴールを奪いに行った。

 その執念が実ったのは後半42分。愛媛は大きなサイドチェンジから右サイドに小笠原にボールを預ける。小笠原はゴール前に素早いクロスボールを入れると、ニアに有田が飛び込んで、土壇場で試合を振り出しに戻した。

 ロスタイムにもお互いチャンスを作ったが、愛媛GK秋元陽太がFW池元友樹のシュートをかき出すなど、試合はそのまま2-2で終了した。愛媛は3戦連続勝ちなし(2分け1敗)となってしまったが、今季のホーム無敗(4勝2分け)を継続。北九州は2戦ぶりの勝ち点3獲得とはならなかった。

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