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今季初出場・初スタメンの新潟MF藤田「チャンスはつくれた」

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[5.12 J1第11節 浦和1-1新潟 埼玉]

 FW矢野貴章が負傷したこともあり、出場機会が回ってきた。アルビレックス新潟の右サイドに入ったのは、今シーズン出番のなかったMF藤田征也だった。

 前半は思うように浦和レッズの攻撃を抑えられず「うまく形ができなかった」と振り返るが、後半に入ってからは右サイドからチャンスをつくった。後半23分、右サイドを突破してクロスを入れたが、ゴール前に走り込んだMF田中亜土夢にはわずかに合わなかった。同35分にも折り返しから途中出場のFW平井将生にピタリとボールを合わせたが、平井が左足で蹴ったボールはゴールマウスを外れて行った。

 藤田は後半37分にMF小谷野顕治と交代してピッチを離れたが「良いクロスを上げられたと思う」と手応えを口にした。「相手が攻撃的なので、裏のスペースはあると思っていました。そこを突くことはできたと思います」と、自身にとっての開幕戦を振り返った。

 開幕前のケガで出遅れたこともあり、これまで出場機会はなかった。しかし、降格圏の16位に低迷するチームにとって、好機をつくりだしたMFの復帰は頼もしい限り。「サイドからチャンスをつくれて良かった」と充実の表情を見せた7番が、ここからさらにチームを活性させていく。

(取材・文 河合 拓)

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