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柿谷2発!!C大阪が競り勝ちA組首位浮上、敗れた川崎Fは敗退

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[6.6 ナビスコ杯第5節 C大阪3-2川崎F 金鳥ス]

 ナビスコ杯のグループリーグ第5節が6日に各地で行われた。A組で2位のセレッソ大阪は5位川崎フロンターレに3-2で競り勝った。一時は2-2に追いつかれたが、MF柿谷曜一朗の決勝点を含む2得点の活躍で勝利を手にした。C大阪は今節で試合のなかった首位・磐田を得失点差で上回ると首位浮上。一方、川崎Fはグループリーグ1試合を残して敗退が決まった。

 試合後、2得点の活躍をみせた柿谷はA組首位浮上にも浮かれた様子はみせず。中2日で控える第6節の仙台戦へ向け、「次の相手はJリーグで首位ですし、すごく強い相手。僕らも戦う準備をして、しっかりと勝利したい」と力強く話していた。

 試合は一進一退の攻防となった。まずは前半30分、センターライン付近からDF實藤友紀が前線へスルーパス。抜け出したMF楠神順平が右足シュートを決め、川崎Fが先制。1-0で前半を折り返した。

 前半は無得点で折り返したC大阪だが、後半から一気に攻勢を強める。すると後半開始2分、前線で柿谷が粘ると途中出場のMF吉野峻光がワンタッチではたき、最後はPA内のFWケンペスが左足シュートを突き刺した。1-1と試合は振り出しに戻った。勢いづいたC大阪は後半13分に逆転弾。DF田中裕介のパスミスを見逃さす。敵陣で柿谷がボールを奪うとドリブル突破。DFを鮮やかにかわし、中央から左サイドへ流れながら、右足アウトサイドでシュート。技ありの一撃がゴールネットを揺らした。C大阪が2-1と逆転に成功した。

 負けられない川崎Fも粘り強さをみせる。後半23分に試合を振り出しに戻した。PA左からFW矢島卓郎が放ったシュートはクロスバーを叩くが、跳ね返りがPA右でフリーのFWレナトの足元へ。レナトが冷静に左足シュートを流し込み、2-2の持ち込んだ。

 その後も一進一退の攻防が続くが、なかなかスコアは動かない。それでも後半41分に柿谷の一撃が試合を決めた。右サイドからDF酒本憲幸が蹴り込んだFK。ゴール前混戦から柿谷が放ったシュートはDF登里享平の股間を抜け、ゴール右へ吸い込まれた。C大阪が3-2と2度目のリードに成功。そのまま逃げ切ったC大阪が勝利を収め、A組の首位に立った。

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