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2種登録石毛ら3人がプロ初ゴール!!4発快勝の清水は4連勝達成、札幌は敗退が決まる

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[6.6 ナビスコ杯第5節 札幌0-4清水 札幌厚別]

 グループリーグ首位の清水エスパルスは敵地に乗り込み、コンサドーレ札幌と対戦した。立ち上がり早々清水は2分にMF河井陽介のプロ初ゴールで先制に成功。6分にはDF李記帝が直接FKを蹴り込み、こちらも来日初ゴール、プロ初ゴールを記録し追加点を奪った。後半に入ると、12分に2種登録の17歳MF石毛秀樹のプロ初ゴールでリードを広げると、同33分のMF杉山浩太のゴールでダメを押した。4-0で快勝した清水はこれでグループリーグ4連勝を達成。次節9日の大宮戦(アウスタ)で引き分け以上で、自力での決勝トーナメント進出が決まる。対する札幌は全体のシュートが、後半にDF前貴之が放ったシュート1本に終わるなど、終始苦しい展開を強いられ惨敗。予選敗退が決定した。

「思いっきり打ったので、入った瞬間は本当にうれしかった」

 石毛が投入されたのは後半開始から。MF小林大悟に代わり、公式戦4試合目の出場を果たした。すると得点機はいきなりやってきた。後半12分、FW大前元紀が頭で落としたボールが相手DF奈良竜樹のもとに渡る。だが、処理にもたつく奈良を尻目に、ボールを奪った石毛は一目散にドリブルでゴールを目指す。最後はGKとの1対1から股の間を抜いた豪快なシュートを蹴り込んでみせた。

「本当に点が欲しかったんでうれしかった。(監督からは)『思いっきりやったらいいよ』と言われていたので、思いっきりやろうと思った」

 石毛は昨年メキシコで行われたU-17W杯での活躍が認められ、年末に行われたAFC年間アウォードで年間最優秀ユースプレーヤー賞を受賞した。今季から2種登録されているが、3月には早くもプロC契約の締結も発表された。その石毛の初ゴールにゴトビ監督も今日一番のガッツポーズで喜びを爆発させた。試合後のインタビューでも「石毛がプロ初ゴールを決めてうれしい」と素直に喜んだ。

「点を取ると(周りの選手も)もっとパスを出してくれると思う。もっともっとゴールを狙っていきたい」と貪欲にゴールを目指すを誓った石毛。大前、FW高木俊幸ら有望な若手アタッカーのそろう清水に、17歳の新星が頭角を現した。


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