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"神奈川ダービー"はドロー、川崎Fの連勝は3でストップ、横浜FMと勝ち点分ける

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[6.23 J1第15節 川崎F0-0横浜FM 等々力]

 前節で3連勝を飾り、4位に浮上した川崎フロンターレはホームで8位横浜F・マリノスと対戦し、0-0で引き分けた。連勝は3でストップしたものの4位をキープ。一方の横浜FMは勝てなかったものの、8戦負けなし(5勝3分)と確実に勝ち点を重ねている。

 前半2分、横浜FMをアクシデントが襲った。MF中村俊輔が左足を痛め、負傷交代を余儀なくされる。同6分には代わってMF森谷賢太郎がピッチへ送られた。中盤の核を欠いたものの、選手たちは動揺せずにプレーを続ける。前半21分にはFW小野裕二のパスに抜け出したDF小林祐三がマイナスの右クロスを入れる。FW齋藤学のシュートはGK西部洋平に阻まれた。

 その後もMF兵藤慎剛の右CKをファーサイドのDF中澤佑二が頭で落とし、最後はゴール前の小野がオーバーヘッドで狙うがクロスバーを叩く。決定機を迎えるも決めきることはできず。ゴールは遠い。

 一方の川崎Fは序盤からMF中村憲剛が果敢にシュートを狙う。中盤でボールを奪取。自らフィニッシュに持ち込むが枠を外れた。FWレナトが前線でパスを受けようと奮闘するものの、オフサイドを取られるなどシュートで終わることはできない。互いに無得点のまま、0-0で前半を折り返した。

 後半立ち上がりからチャンスをつくったのは川崎F。幾度もレナトが仕掛けていくがGK飯倉大樹の好セーブに阻まれる。後半8分に放ったレナトのミドルシュートはMF谷口博之に頭でクリアされた。同20分過ぎには横浜FMが反撃に出る。左サイドから仕掛けた兵藤のシュートはDFがクリア。同21分には齋藤のパスに抜け出た森谷がDFとGKに挟まれながらもシュートを打つが、枠を外れる。スコアは動かない。

 後半34分にはドゥトラのパスからPA正面へFWマルキーニョスが抜け出す。つながれば1点というシーンだったが、あと一歩のところでDFにクリアされた。直後には森谷に代わって、FW大黒将志を投入。前線を活性化させ、1点を奪いに行く。しかし川崎Fの守備も堅い。互いに最後まで攻めにいったが、0-0で試合は終了。勝ち点1を分け合う結果となった。

 試合後、横浜FMの樋口靖洋監督は勝ちきれなかったものの、公式戦10戦無敗(6勝4分)の結果を受けて「選手たちも自信を持って戦えるようになってきた。だが0-0の試合が多いので、もっと得点を取れるようにして勝ち切りたい」とさらなる意欲をみせた。

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