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清水と川崎Fは互いにゴール遠く、スコアレスドロー

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[7.7 J1第17節 清水0-0川崎F アウスタ]

 6位川崎フロンターレは敵地で10位清水エスパルスと対戦し、0-0で引き分けた。互いにゴールが遠く、川崎Fは3戦連続無得点となり、清水は2戦連続無得点となってしまった。

 試合後、川崎Fの風間八宏監督は第一声で「おもしろくなかった」とキッパリ。「スタートするポジションが良くなく、相手が見えていない。もっと冷静にゴール前でシュートまで持っていかないと」と厳しい表情で話した。清水のアフシン・ゴトビ監督も「前半の河井のシーンや高原、大前が決めることができなかった。ああいったところをゴールにつなげないといけない」と険しい表情。両指揮官ともに試合後は攻撃面を課題に挙げた。

 この日の清水はU-23日本代表MF村松大輔がアンカーの位置で先発出場。前線は右からMF河井陽介、FWアレックス、FW大前元紀が入った。対する川崎Fは左SBにDF田中雄大を起用。前線ではFW小林悠とFW矢島卓郎が2トップを組んだ。

 立ち上がり、互いにセットプレーから決定機を迎える。前半10分、右サイドからFWレナトが直接狙ったFKはポスト右を叩く。同12分には右サイドからDF李記帝が放ったFKはクロスバー上へ外れた。得点は生まれない。

 前半32分には清水が決定機。右サイドから仕掛けたアレックスが中央へ折り返す。走り込んだ河井がDFをかわし、浮き球のシュートを放つもGK西部洋平の好セーブに阻まれた。同40分には川崎Fがチャンスを迎えた。縦パスに抜け出た小林がPA左からドリブルで仕掛けるもDFカルフィン・ヨン・ア・ピンに止められる。ゴールは遠く、0-0で前半を折り返した。

 後半に入り、川崎Fは田中雄に代わって、MF田中淳一を投入。後半開始3分には川崎Fがチャンスを迎えた。右サイドでボールキープしたMF中村憲剛からのくさびを受けたMF楠神順平が絶妙な反転からシュートへ持ち込むも決めることはできない。その後は、バイタルエリアで決定的な場面をつくることはなく、時間は進んでいった。

 対する清水は後半11分に2枚の交代カードを切る。小野と杉山に代えて、FW高木俊幸とFW高原直泰をピッチへ送った。その後は高木や高原、大前が果敢なプレーをみせる。しかし、シュート精度を欠き、得点にはつながらない。左クロスから高原が放ったシュートはGK正面。後半26分には左クロスからゴール前フリーの大前がヘディングシュートを狙うも、ポスト右へ外れた。同41分にはヨン・ア・ピンの縦パスに抜け出た高木がPA手前からミドルシュートを狙うが、ポスト右へ流れていった。0-0のまま試合は終了。勝ち点1を分け合った。

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