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[総体]“優勝ゴール”は三浦学苑支えたアンカー・若林の強烈ミドル

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[8.4 全国高校総体決勝 武南1-2三浦学苑 松本平広域公園総合競技場(アルウィン)]

 優勝決定弾は鮮やかな右足ミドルだった。1-1で迎えた前半35分、三浦学苑は右中間でボールを持ったMF高城奨伍が左側のスペースへボールを送ると、走りこんだMF若林大輝(3年)が右足を一閃。インパクト十分の一撃は弾丸ライナーでゴール左隅へ突き刺さった。

 枝村隼人監督から「(若林は普段)あまりミドルを撃っていない。でも狙っていたことが素晴らしい」と賞賛された若林は「高城に呼んだら出してくれて、イメージどおりに撃つ事ができました。ミートもして自信持って撃つ事ができたので決められて良かったです。決めたことは嬉しいですけど、チームのみんなが頑張ってくれたので自分のゴールというよりはみんなのゴールですね」とチームメートに感謝していた。

 準決勝ではチームの苦境を救う同点ヘッド。そして決勝での優勝ゴールと大仕事で日本一をもたらした。「まだ夢見ている感じ。自分としても(このゴール、優勝によって)いろいろ変わると思う。今は嬉しいですけれど、選手権でも結果を残したいのでまた頑張りたい」。アンカーとしてチームを攻守で支えたMFは大会優秀選手に選出。このV弾を自信にさらなる成長を遂げる。

(取材・文 吉田太郎)
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