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大学女子選手権、大阪体育大が神奈川大破る

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 第15回全日本大学女子サッカー選手権大会準決勝が12日、東京・西が丘競技場で行われ、第2試合は大阪体育大学が神奈川大大学に2-1で逆転勝ちした。試合は、まず“なでしこ”(日本女子代表)矢野喬子(DF・4年生)擁する神奈川大が前半39分に小林菜摘(MF・4年生)がCKからのボールをミドルシュートで先制。その後、双方ともチャンスらしいチャンスが作れなかったが、後半22分に大体大は池内里沙(DF・4年生)がCKをヘッドで決めて同点に追いつく。これで勢いづいた大体大は87分に途中出場の山内典子(FW・1年生)のドリブル突破から獲得したPKを、鈴木綾(MF・3年生)が決めた。勝利の立役者は山内典子。160cm、50kgと華奢ながらも、足にボールが張り付くようなドリブルで左サイドを再三突破して、チャンスを作った。中でもPKを獲得したプレーは圧巻。CBでプレーした“なでしこ”矢野がカットに入ったものの、ボールにさわれなかったほどだ。相手陣内深くまで左サイドアタッカーは“なでしこ”でもタレント不在のポジション。今後の成長しだいでは・・と、期待したい新星である。
 
 決勝は14日に東京・国立競技場で行われる。

<写真>この日、圧巻のドリブルでPKを得た大体大1年の山内

(文・木次成夫)

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