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[高校選手権]目標は国立・日本一、西武台が埼玉制覇

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 15日、第88回全国高校サッカー選手権埼玉県大会決勝が埼玉スタジアム2002で行われ、昨年優勝の市立浦和と5年ぶりの全国を目指す西武台が激突。2-0で勝った西武台が2回目の全国選手権出場を決めた。

 試合は前半、鋭い守備を見せる市立浦和が攻撃テンポの上がらない西武台攻撃陣を封じ込む。それでも西武台はエースストライカーのFW佐瀬達也(3年)が個人技からシュートを打ち込み、司令塔のMF三浦大輝がハーフウェーライン付近から放った超ロングシュートがゴールマウスをかすめるなど、相手ゴールを襲った。
 だが、前半は堅守の市立浦和ペースで進み、右サイドで存在感を放つFW五十嵐貴光(3年)の折り返しからゲームメーカーの2年生MF森崇やFW堀場大翔(3年)が決定的なシュートを放つなど、相手ゴールへ迫り続けた。

 試合が動いたのは後半16分だった。動きがややペースダウンした市立浦和に対し、西武台は左クロスに飛び込んだ佐瀬が相手GKのファウルを受けてPKを獲得。これを三浦が右足で決めて先制点を奪った。市立浦和は22分に足首の骨折から復帰したばかりのエース、桑原岳人(3年)を投入するが西武台の守護神・市川圭一(3年)の好守の前に得点できず。逆に西武台は33分、左サイドを駆け上がったSB草間塁(3年)の折り返しMF関根健太(3年)が決めて2-0で勝った。

 西武台のCB高橋翔主将(3年)は「(相手に押されていた展開に)これまでならば、自分たちのペースで出来なくなるとバタバタしていたけど、きょうは我慢できた。全国大会は優勝が目標だし、自信もあります。(守屋)監督を、夢でもある国立へ連れて行きたい」と国立競技場で行われる全国大会準決勝進出、そして日本一獲得を誓っていた(この後、詳細マッチレポ、連載マン・オブ・ザ・マッチも掲載予定)。
 

【埼玉】
[決勝]
市立浦和 0-2 西武台
※西武台は5年ぶり2回目の全国選手権出場

[西武台の勝ち上がり]
2○1 南稜
4○1 正智深谷
6○0 伊奈学園
4○0 浦和南
2○0 市立浦和

(取材・文 吉田太郎)

特設:高校サッカー選手権2009

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