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加藤3発で立命大が首位浮上!優勝&インカレ出場権争いは最終節へ:関西学生1部

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 大学サッカーの第87回関西学生リーグ1部は21日と22日、第10節を行った。
 首位の関西学院大は桃山学院大とスコアレスドロー。大阪学院大に4-2で逆転勝ちした立命館大が首位に浮上した。

 関西学院大はMF阿部浩之(2年=大阪桐蔭高)の5本など、相手の3倍以上となるシュート15本を放ったが、1点が奪えず0-0で引き分けた。関学大と勝ち点39で並んでいた立命館大は前半16分にMF加藤恒平(2年=千葉U-18)が先制ゴール。その後大院大FW四ヶ浦寛康(2年=京都橘高)に勝ち越しゴールを献上するなど逆転されたが、後半16分に加藤が左足で同点ゴール。そして大院大が退場者を出した後の39分には加藤が三度ゴールを破り、勝ち越した。41分にも途中出場のFW玉林郷(4年=南宇和高)がゴールを決め、4-2で勝った立命大が最終節を前にして首位に立った(立命大はインカレ出場権獲得)。

 前節まで3位だった関西大は同志社大と対戦。前半3分にDF清水孝太(4年=星稜高)のPKで先制したが、その後なかなか2点目を挙げることができない。だが後半36分、38分にFW金園英学(3年=立正大淞南高)とMF藤澤典隆(3年=広島ユース)が連続ゴールを決めて3-0で勝ち、2位へ順位を上げた。
 3位と勝ち点2差だった4位・阪南大は大阪産業大と対戦。FW細野元伸(3年=岐阜工高)が前半15分の先制ゴールを皮切りにひとりで4ゴールをたたき出し、5-0で快勝。3位へ後退した関学大との勝ち点差を1とした。

 7位・びわこ成蹊スポーツ大と11位の大阪体育大との一戦はびわこ大MF平野甲斐(4年=立正大淞南高)が先制ヘッド。だが、大体大は後半34分にMF相川茂樹(3年=関西創価高)が決めたゴールにより、引き分けに持ち込んでいる。
 10位・大阪教育大と12位の京都産業大との一戦はMF田中俊一(3年=狭山高)の決勝ゴールにより大教大が1-0で勝った。

 関西学生リーグ1部は29日に最終節を開催。首位・立命館大対3位・関西学院大、2位・関西大対4位阪南大戦が行われ、優勝と全日本大学選手権出場の3チームが決まる。


【関西1部】
[第10節]
同志社大 0-3 関西大
[関]清水孝太(3分)、金園英学(81分)、藤澤典隆(83分=補・金久真也&金園英学)

桃山学院大 0-0 関西学院大

阪南大 5-0 大阪産業大
[阪]細野元伸4(15分=補・朴帝宣、61分=補・井上翔太、64分=補・長瀬圭佑、73分=補・井上翔太&井手口正昭)、岸本直(25分)

立命館大 4-2 大阪学院大
[立]加藤恒平3(16分=補・佐原啓泰、61分、84分=補・是井優輔)、玉林郷(86分=補・前野貴徳)
[大]東洸太郎(29分=補・日高大地)、四ヶ浦寛康(52分=補・岡村和哉)

大阪教育大 1-0 京都産業大
[大]田中俊一(72分=補・森原慎之佑)

びわこ成蹊スポーツ大 1-1 大阪体育大
[び]平野甲斐(12分=補・小池遼)
[大]相川茂樹(79分=補・川西翔太)


(文 吉田太郎)

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