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[高校MOM125]京都U-18FW久永翼(1年)_才能輝く先制弾

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[高校サッカー マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.6 Jユースカップ決勝T1回戦 京都U-18 2-0 アミーゴス鹿児島U-18 NACK]

 ギアチェンジした瞬間、京都サンガF.C.U-18FW久永翼は一気にDFを置き去りにし、ゴールに一直線に向かってくる。
 久永の才能が輝いたのは、0-0で迎えた前半16分のプレーだった。最終ラインでゆっくりとボール回しをしているとき、左サイドの彼は虎視眈々とゴールへの道筋を探していた。そして見つかった瞬間、ボールを呼び込むと、ファーストタッチと同時にギアを一気にハイに入れた。ワンステップで加速すると、そのままダイアゴナルにボールを運んでいった。

 「縦が空いていたので、縦に抜いたら、相手がスライディングしてくるのがわかったので、切り返した」と語ったように、ゴールに突き進む彼の前に相手DF内山勇斗が斜め正面から迫ってきた瞬間、久永は急にストップすると、鋭い反転で内山を交わすと、迷わず右足を振りぬいた。
 1年生がもたらした貴重な先制弾が決勝ゴールとなり、京都U-18は決勝トーナメントの最初の関門を突破した。「あのターンは得意な形でした」と語るように、彼はボディーバランスに優れ、スピードとクイックネスを併せ持ったドリブルとターンを持っている。1、2年生軍団の京都U-18に、またも末恐ろしき1年生が誕生した。

(FBN)

特設:Jユースカップ2009

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