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[FCWC]浦項が逆転で準決勝へ

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[12・11 FCWC2009準々決勝 マゼンベ1-2浦項]

 UAEで開催されているFIFAクラブW杯2009は11日、アブダビで準々決勝のTPマゼンベ(コンゴ共和国)-浦項スティーラーズ(韓国)戦を行い、浦項が2-1の逆転勝利を収めてアジア勢としては3年連続となる準決勝進出を果たした。試合記録はコチラ

 雨中の中開始された試合は序盤、マゼンベが攻勢を仕掛ける展開に。FWマビ・ムプトゥを中心に浦項ゴールを度々脅かすと、前半28分にはとうとう均衡が破れた。

 PA内でボールを受けたムプトゥは、DFのプレッシャーを受けてマイナス方向へドリブルし、ゴールから約30mほど遠ざかった地点でボランチのムベンザ・ベジにボールを預ける。ベジが思い切りよく右足を振りぬくと、ボールは鋭い弾道を描いてゴール左隅に突き刺さり、マゼンベが先制した。

 後半に入ると、浦項も反撃を開始。同5分には左サイドから流れたクロスをFWノ・ビョンジュンが拾うと、ゴール中央へ折り返す。相手DFに競り勝ったデニウソンが頭で合わせ、浦項が同点に追いついた。

 さらに後半33分、浦項が逆転に成功する。オフサイドラインぎりぎりの抜け出しからスルーパスに反応したデニウソンがGKとの1対1を冷静に決め、この日2点目となるゴールを奪った。

 その後はマゼンベも攻撃的な選手を次々と投入して同点ゴールを目指すが、浦項もDFチェ・ヒョジンを中心に堅い守りを見せてゴールを許さず、結局そのまま試合終了となった。

 勝利を収めた浦項は15日に行われる準決勝エストゥディアンテス(アルゼンチン)戦に駒を進めることに。一方、敗れたマゼンベは17日に行われる5位決定戦に回ることとなった。

(文 宝田雅樹)

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