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[天皇杯]清水が岡崎弾、児玉弾など3-2で新潟を下す

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[12.12 天皇杯準々決勝 清水3-2(延長)新潟 アウスタ]

 “オレンジ対決”は先輩に軍配が上がった。清水エスパルスが延長の末に3-2でアルビレックス新潟を下し、4強入りを果たした。

 清水はリーグ戦終盤2分け5敗の7試合勝ち星なしと絶不調だったが、前半10分に先制点を奪った。CKのチャンスでMF兵働昭弘のキックを、ニアサイドにいた日本代表FW岡崎慎司がヘディングできっちりとゴール。ピッチ上では兵働の第一子誕生を祝ってゆりかごダンスが披露された。

 しかし、やはり調子が悪いのか、すぐさま同点に追いつかれる。前半14分、PA内でDF児玉新が新潟MF松下年宏を倒しPKを献上。松下がきっちりと決めて同点になった。新潟は司令塔のMFマルシオ・リシャルデスがけがで不在の中、奮闘していた。

 後半9分、新潟はエヴェルトン・サントスが2枚目の警告を受けて退場した。清水が優位の中、なかなかゴールが奪えない。清水は後半41分、公式戦5試合ぶりに先発したFWヨンセンがヘディング弾を決めて何とか勝ち越すが、すぐに同点に追いつかれた。歓喜から2分後、CKから元日本代表FW矢野貴章に同点弾を決められた。

 延長に入っても、清水が試合を支配しながらゴールが遠い。新潟は新潟の必死の守りで応戦する。同前半ロスタイムに、PKを献上した児玉が意地をみせた。FKのこぼれ球を枝村が拾い、これをゴール前に入れて最後は児玉が勝ち越し弾をゲット! 延長後半もこの1点リードをキープし、清水が3-2で勝利した。

(文 近藤安弘)

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