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[天皇杯]清水は児玉新が決勝弾。「“今年の漢字”の一字に『新』が選ばれたので・・・」

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[12.12 天皇杯準々決勝 清水3-2(延長)新潟 アウスタ]

 清水エスパルスが4大会ぶりに4強に駒を進めた。リーグ戦では一時首位に立つも終盤に失速。公式戦4試合ぶりの勝利で、J1クラブとの公式戦では、9月27日の神戸戦以来8試合ぶりの勝ち星となった。

 新潟が退場者を出したにも関わらず、内容的には“何とか勝った”といえるものだったが、ACL出場のため天皇杯に懸けているだけに大きな一勝。清水の公式HPによると、先制点を決めたFW岡崎慎司は「最近点を取れていなかったが、セットプレーから狙い通りのゴールを決めることができた。ただその後同点に追い付かれ、もう一度しっかりやるしかないという気持ちで、一からプレーした。相手が一人少なくなっても苦しい戦いだった。相手も勝ちたい気持ちがあって気迫がすごかったが、気持ちのあるチームが勝つ。今日はそれが自分たちの方が上だったと思う」と振り返った。

 DF青山、DF岩下の負傷欠場やGK山本の発熱などベスト布陣ではないが、代役選手が頑張っている。児玉新は同点弾を献上するPKを与えたが、決勝弾を決めて“リベンジ”を果たした。「今季プロ初ゴールを決めることができて、まさか2点目を今季中に取れるとは思っていなかった。“今年の漢字”の一字に「新」が選ばれたので、何かあると思っていた。PKを与えてしまったが、ゴールを決めることができたのでイーブンだと思う」とコメントしていた。

 目指すは8大会ぶりの優勝。公式HPでは、2点目を決めたヨンセンが「天皇杯はタイトル獲得へ大きな可能性がある。優勝まであと2試合。今日のような試合運びをして、全力でプレーしたい」と宣言すれば、岡崎も「天皇杯でしか借りを返すことができない。あと2試合戦えるように全員で勝ちたい。決勝に行くためにいい準備をしたいし、優勝できるようにチーム一丸となって戦いたい」と意気込んでいた。

(文 近藤安弘)

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