[12・12 FCWC2009準々決勝オークランド・シティ 0-3 アトランテ]

　UAEで開催されているFIFAクラブW杯2009は12日、アブダビで準々決勝のオークランド・シティ(ニュージーランド)-アトランテ(メキシコ)戦を行い、アトランテが3-0の快勝を収めた。試合記録はコチラ

　試合は序盤から圧倒的なアトランテ・ペースで進む。細かいパスを回して中盤を支配するアトランテに対し、オークランド・シティはほとんどボールを回せず、守勢を強いられた。そして前半36分、アトランテがオークランド・シティのミスから均衡を破る。アトランテの左CKから上がったクロスのこぼれ球をオークランド・シティDFアダム・マクジョージがゴール前で痛恨のクリアミス。それをDFダニエル・アレオラが見逃さずにゴールへ蹴り込み、アトランテが先制した。

　後半に入ってもアトランテのペースは変わらず、同24分にはFWラファエル・マルケス・ルーゴとのワンツーで抜け出したMFクリスティアン・ベルムデスが冷静にGKの股下を抜き、追加点。後半ロスタイムには右サイドを抜け出したMFフェルナンド・ナバーロがゴール前にグラウンダーのクロスを送ると、これを途中出場のMFガブリエル・ペレイラがスルー。同じく途中出場のFWルーカス・シウバが落ち着いて決めて駄目押し点を奪った。

　開幕戦で地元アルアハリ(UAE)に2-0の快勝を収めたオークランド・シティだったが、この日は運動量も少なく、試合を支配されて完敗。17日にTPマゼンベ(コンゴDR)との間で行われる5位決定戦へと回ることとなった。

　一方、勝利を収めたアトランテは16日、優勝候補筆頭の欧州王者バルセロナ(スペイン)と決勝進出を懸けて戦うことになる。

(文　宝田雅樹)

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