beacon

[FCWC]エストゥディアンテスが決勝進出、浦項は退場者3人出して自滅

このエントリーをはてなブックマークに追加

[12・15 FCWC2009準決勝 浦項1-2エストゥディアンテス]

 UAEで開催されているFIFAクラブW杯2009は15日、アブダビで準決勝の浦項スティーラーズ(韓国)-エストゥディアンテス(アルゼンチン)戦を行い、エストゥディアンテスが2-1の勝利を収めて南米勢としては5年連続となる決勝進出を果たした。試合記録はコチラ

 試合は序盤からエストゥディアンテスが攻勢を仕掛ける展開。最初の決定的チャンスは前半7分、DFクレメンテ・ロドリゲスのミドルシュートを浦項GKシン・ヨンファがファンブルすると、こぼれ球をFWマウロ・ボセッリがバイシクルシュート。ポストに当たって跳ね返ったところをMFレアンドロ・ベニテスが詰めるもシュートを吹かしてしまい、ボールはクロスバーを大きく越えた。

 その後もエストゥディアンテスは司令塔フアン・セバスティアン・ベロンを中心に攻め立てると、前半ロスタイム、ゴール約25mの位置から得たFKをベニテスが直接決めて均衡を破った。

 後半に入ってもエストゥディアンテス・ペースは変わらず、同9分、ベロンが右サイドからゴール前に柔らかいクロスを送ると、2列目から飛び込んだMFエンゾ・ペレスとGKシン・ヨンファが交錯。こぼれ球を再びベニテスが角度の無い所から蹴り込み、追加点を挙げた。

 その後は試合も激しさを増し、後半11分、浦項DFファン・ジェオンが2度目の警告で退場になると、セルジオ・ファリアス監督はすかさずDF岡山一成を投入。その13分後、FKのクロスを岡山が頭で落とすと、最後はゴール前の混戦からFWデニウソンが決めて浦項が1点差に詰め寄った。

 しかし、反撃ムードも束の間、浦項は得点直後にベロンを倒したMFキム・ジェソンが2度目の警告で退場となると、後半32分にはGKシン・ヨンファがPA外で得点機会を阻止したとして一発退場。すでに交代枠を使い切っていたためにデニウソンがGKを務める非常事態となり、チームも8人での闘いを強いられ反撃実らず終戦となった。

 勝利を収めたエストゥディアンテスは19日、アトランテ(メキシコ)-バルセロナ(スペイン)戦の勝者と決勝戦を行う。一方、敗れた浦項は同日に行われる3位決定戦へと回ることとなった。

FCWC特設ページ
優勝予想最終オッズ
(文 宝田雅樹)

TOP