[12・19 FCWC2009 3位決定戦 浦項1(4PK3)1アトランテ]

　UAEで開催されているFIFAクラブW杯2009は19日、アブダビで3位決定戦の浦項スティーラーズ(韓国)-アトランテ(メキシコ)戦を行い、浦項がPK戦の末に勝利を収め、3位の座に就いた。試合記録はコチラ

　浦項は15日に行われた準決勝エストゥディアンテス(アルゼンチン)戦でGKシン・ヨンファ、DFファンジェウォン、MFキム・ジェソンの3選手が退場処分を受けたため、代わりにGKソン・ドンジン、DF岡山一成、MFキム・ヒョンイルを起用。レギュラー3人を欠いた苦しい布陣となった。

　しかし、先制点はその浦項に生まれる。前半42分、左サイドのクロスがDFに当たりルーズボールになると、DFに競り勝ったMFシン・ヒョンミンが頭で落としたボールを、FWデニウソンが冷静に決めて均衡が破られる。

　後半に入るとアトランテも反撃を開始。同1分、MFガブリエル・ペレイラのスルーパスに反応したFWラファエル・マルケス・ウーゴがファーサイドにシュートを突き刺し、試合を振り出しに戻した。

　その後は両チームともに一進一退の攻防を繰り広げるもゴールは生まれず、PK戦に勝負が委ねられることに。結局、アトランテの3人に対して4人が成功した浦項が勝利を収め、アジア勢としては3大会連続でFIFAクラブW杯3位の座を獲得した。

(文　宝田雅樹)

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