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[高校選手権]尚志が4発勝利で3年ぶり初戦突破

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[12.31 全国高校選手権1回戦 尚志 4-1 松山北 等々力]

 等々力競技場の第2試合は、福島県代表の尚志が愛媛県代表の松山北を4-1で下し、東北(宮城)と戦う2回戦(10年1月2日、平塚)へと駒を進めた。

 試合は尚志ペースで始まった。8分に左サイドのMF湯浅秀紀(2年)があげたクロスを、FW江川裕貴(3年)がファーサイドであわせて先制すると、16分には先制アシストの湯浅が35m級の超ロングシュートを沈めて追加点を奪う。
 
 39分にはセットプレーから松山北のMF大口雄史(2年)にヘディングで1点を返されたが、後半22分、24分と、この日何度もチャンスを作り出していたFW平野伊吹(2年)が連続でゴールを決め、追いすがる松山北を振り切った。

 3点差の圧勝に、尚志の仲村浩二監督は「攻撃陣が決めるべきところで決めてくれた」と喜んだ。とはいえ、試合を通しては「内容はよくなかったですね。DFが何度もパスを相手に渡してしまって、そこで慌てたり」と厳しい表情を見せた。

 2回戦の相手は隣県の東北高校(宮城)に決まった。今年の対戦成績は1勝1敗のイーブン。次戦で実現する東北ダービーに向けて、仲村監督は「堅守速攻が武器のチームなので、先に点を取られると苦しくなる。勝負の分かれ目は先制点でしょうね」と分析。長所の攻撃に磨きをかけ、守備を修正して2回戦に挑むつもりだ。

<写真>尚志(エンジ)が3年ぶりの初戦突破を果たした
(取材・文 鈴木智之)

特設:高校サッカー選手権2009

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