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[高校選手権]岡山加入内定の竹内V弾!広島観音が初戦突破

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[1.2 全国高校選手権2回戦 広島観音 1-0 山形中央 平塚]

 2日、平塚競技場(神奈川)の第1試合は、広島観音高(広島)がエースFW竹内翼(3年)のあげた1点を守りきり、1-0で山形中央高校(山形)を下した。広島観音は3日の3回戦で尚志(福島)と対戦する。

 シュート数は23-5。優勝候補の一角・広島観音が試合を支配するものの、山形中央の体を張った守備の前にゴールが遠い。そんな嫌な流れを断ち切ったのが、ファジアーノ岡山に加入が内定しているFW竹内だった。

 後半19分、右SB木下卓哉(3年)のあげたクロスに反応し、右足でダイレクトボレー。再三、堅守を見せていたGK鈴木貴之(3年)の牙城を破り、待望の先制点をマークした。
 その後も広島観音が押し気味に試合を進め、守備では相手選手との1対1をGK原田直樹(3年)が冷静に対応し、シャットアウト。「量より質」をテーマに掲げ、全体練習はわずかに週2回ながら、「どんな相手でも走り負けない」(畑喜美夫監督)というハードワーク、ハイプレスを続け、山形中央を完封。3回戦進出を決めた。

 練習内容、試合のメンバーなど、キャプテンのMF柳田優介(3年)を中心に選手たちが考え、実践するのが観音のスタイル。この日は押し込みながらもゴールが奪えない苦しい展開だったが「初戦が難しい試合になるのはわかっていた」(柳田)と焦ることなく、粘り強く戦った。畑監督も「子供らがあわてず、落ち着いて80分間戦うことができた」と満足そうに振り返る。

 畑監督以下、選手たちが見据えるのは頂点のみ。昨年の広島皆実に続けと、県勢2連覇を目標に掲げる広島観音が上々の船出を見せた。

<写真>後半19分、FW竹内(右から3人目)の決勝ゴールを喜ぶ広島観音イレブン
(取材・文 鈴木智之)

特設:高校サッカー選手権2009

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