“猛獣”の闘争心と“お茶目”な一面を併せ持つ右サイドバック

　はじめまして、水戸ホーリーホックの広報をやらせていただいています、舘智穂子です。今回、紹介させていただく選手はDF保崎淳選手(写真)です。09年シーズン、流通経済大学から加入し、右サイドバックとして開幕戦から出場。リーグ戦39試合に出場し、2得点を挙げる活躍を見せてくれました。

　でも、実は大学時代のポジションはFWでした。入団後、右サイドバックに転向しましたが、高い適応力をみせて、チームの勝利に貢献してくれました。その姿は本当に頼もしかったです。

　本人いわく、「決して俊足ではない」そうですが、右サイドをハイスピードで駆け上がり、チャンスとあれば自らゴールを狙う姿勢は、まさに水戸の“猛獣”です。そんなプレースタイルもあってか、今季のイエローカードは何とチーム最多の15枚でした。見ていた方は、激しいプレーにやきもきされたかもしれませんが、決して乱暴なプレーをしたわけではないようです。

　「球際に強く行った結果だと思う。絶対に汚いプレーはしない。いつだって正々堂々です」と、私のちょっと意地悪?　な質問にも保崎選手はまっすぐな表情で真剣に応えてくれました。

　そんな“猛獣”も、お茶目な一面を持っています。チームの勝利時にはチアリーダー「ホーリーズ」のポンポンを手に、『保崎ダンス』を披露して開場を沸かせるファンサービスもしてくれます。試合中は激しくファイトする選手が、試合後は愉快なムードメーカーに変身!　恥ずかしがるでもなく、サポーターの前で踊りをし、盛り上げてくれます。

　「応援してくれる人たちが喜んでくれると、嬉しい。来季もポンポンダンス? やりますよ」

　期待の2年目の目標は5得点5アシストだそうです。今年も闘争心あふれる激しいプレーで右サイドを疾走する姿、そして勝利のあとの『保崎ダンス』が見物です。ゲキサカ読者のみなさま、ぜひスタジアムに、保崎選手を見に来てください。

(文　水戸ホーリーホック広報・舘智穂子)

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