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[ACL]佐藤寿「いいサッカーをしているチームが勝つとは限らない」

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[2.24 ACL第1戦 広島 0-1 山東魯能 広島ビ]

 05年のサンフレッチェ広島加入以来、公式戦通算206試合に出場し、107ゴール。これまで2試合で1得点以上のペースでゴールを重ねてきたエースFW佐藤寿人にはクラブのアジア初挑戦となるこの日も大きな期待が寄せられていたが、無得点に終わった。

 鋭い動きだしから再三相手DF陣の背後を突いた。前半29分には鋭い反転から前進すると、PAのMF山岸智へ決定的なラストパス。先制されたあとの後半40分にシュートを放つなど最後までゴールを狙ったが、相手の堅い守りをこじ開けることはできなかった。
 試合の主導権を握りながら敗れた初戦について「今日はラストパスの精度が足りなかったとは思う。そこを最後集中してできればよかったし、フィニッシュの数も思った以上に少なかった」と残念がった佐藤寿。「ACLはいいサッカーをしているチームが勝つとは限らない。アジアのチームの勝負に対するしたたかさを今日は感じました」と続けた。

 悔しい敗戦。だが、まだ初戦が終わったばかりだ。怯むつもりはまったくない。「今日はやられましたが、次は逆にやってやるくらいの気持ちを持って力で勝てるようにしたい。次のアウェー2戦は勝ちにいかなくてはいけなくなりましたが、今やっているサッカーをしっかりと続けて勝っていきたいです」とエースは巻き返しを誓った。
 
(文 吉田太郎)

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