[2.24 ACL第1戦 広島 0-1 山東魯能 広島ビ]

　大分トリニータから加入した日本代表GK西川周作のサンフレッチェ広島でのデビュー戦はほろ苦いものとなってしまった。
　カウンターからゴールを目指す山東魯能の攻撃を落ち着いて対応。最終ラインの背後を取られかけた場面があったが、鋭い飛び出しでケアするなど決定機をつくらせなかった。「広島はディフェンスラインを高く取りますが、背後をカバーすることは自分でも狙っていましたし、距離感も問題ありませんでした」と振り返る。

　山東に遠目の位置からのシュートこそ浴びたものの、冷や汗をかくような場面はなかった。だが、0-0のまま迎えた後半32分、「少しブラインドになった」と右CKから許してはならない失点。結局、この1点が決勝点となってしまった。

　必勝を期して臨んだ広島デビュー戦はまさかの黒星。西川は「今日の経験を生かして次に同じようなことをしないようにしたい。次は勝ってお客さんに(西川が広島に)来てもらってよかったと思えるプレーをしたいです」。次戦は応援してくれるサポーターに、必ず移籍初勝利を捧げる。

(文　吉田太郎)

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