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阿吽の呼吸?選手権Vの山梨学院コンビが最終ラインで奮闘

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[2.27 フレンドリーマッチ U-18J選抜1-1日本高校選抜 国立]

 1月の全国高校選手権で初出場初優勝を果たした山梨学院からは3選手が日本高校選抜として先発した。MF碓井鉄平は主将も務め、前半はボランチ、後半は右MFでプレー。チームでは右MFだった平塚拓真は右サイドバック、DF中田寛人は右のセンターバックに入った。

 最終ラインで隣同士に並んだ山梨コンビ。右サイドバックは「中学以来、3年ぶり」という平塚は守備のポジショニングに苦労しながらも、攻撃参加の際には持ち味のスピードを発揮し、チャンスを演出した。

 「守備はできないけど、中田がフォローしてくれるので。ギブ&テイクで」と笑った平塚にすかさず中田が「ちゃんとギブもしろよ」と突っ込む一幕も。何にせよ、息の合った2人が近いポジションでプレーするのはチームにとってもプラスだろう。

 中田とセンターバックを組む相棒にはDF須藤貴郁(矢板中央)、DF小谷祐喜(関大一)の2人が起用されたが、中田はフル出場。絶妙なカバーリングと読みの鋭さで最終ラインを支えた。「(須藤と小谷の)2人とも前に強いタイプなので、自分はカバーに集中している。役割は決まっているし、やりやすい。チーム(山梨学院)とやることは変わらない」と手応えを深めたようだ。

 日本高校選抜は3月7日に静岡ヤングフェスティバルに出場後、メンバーを21人から18人に絞り込み、3月下旬から欧州遠征を行う。平塚は「次の静岡合宿でも持ち味を出していきたい。欧州に行ければ、海外でやれる経験はなかなかできないし、頑張って18人に残りたい」、中田も「静岡でアピールして、欧州遠征のメンバーに入りたい。欧州の大会では高校選抜が最下位になったこともあるそうなので、1つでも上に行けるように頑張りたい」と意気込んでいた。

(取材・文 西山紘平)

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