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[ACL]待ってたFWのゴール、G大阪・平井がハットでチームを救う

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[3.23 ACL第3節 アームド・フォーシズ2-4G大阪 シンガポール]

 待望の点取り屋が誕生した。ACL、富士ゼロックススーパー杯、Jリーグ。今季6試合を戦い、未勝利だったガンバ大阪はFW平井将生のハットトリックの活躍などで4-2で勝ち、今季公式戦初勝利を飾った。

 過去6試合で4得点。攻撃力が武器のチームは深刻な得点力不足に苦しんでいた。この日の平井のゴールはFWによる初ゴール(10日の河南建業で得点したルーカスは中盤でのプレー)。

 新加入のFWゼ・カルロスは調整が遅れ、FWペドロ・ジュニオールはなかなかチームにフィットせず、20日の新潟戦では“造反”騒ぎまで起こした。FWルーカスは新潟戦で左ひざを負傷し、全治4週間の診断。2トップを固定できず、さまざまな選手を試しながら結果が出ない悪循環に陥っていた。

 平井が結果を残した意味は大きい。ゼ・カルロスもまだ重そうな動きだったが、ポスト直撃のシュート2本を放つなど型にはまったときの能力の高さは見せた。中盤はJ屈指の技巧派がそろうだけに、FWとの連係がかみ合ってくれば、G大阪らしい攻撃力が戻ってくるはずだ。

 スポーツニッポンWeb版によると、西野朗監督は平井について「やっと期待に応えてくれた。他の選手にも波及していけばいい」と評価。「7試合をして、1回勝てたことに素直に喜びを感じている」と話していた。

 まだまだ課題は多い。それでも、ひとつのきっかけとなる勝利になったのは間違いない。

(文 西山紘平)

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