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田中達也が1年4ヵ月ぶりゴール、浦和が3発勝利

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[3.27 J1第4節 C大阪 2-3 浦和 長居]

 浦和レッズが今季最多の3ゴールで勝ち点3を獲得した。

 アウェーでセレッソ大阪と対戦した浦和は前半21分、MF柏木陽介の左クロスのこぼれ球に鋭く反応したFW田中達也が右足で先制ゴールを押し込む。昨年公式戦無得点に終わった田中の1年4ヵ月となる待望の“復活ゴール”で先制した浦和だったが、その直後、C大阪FWアドリアーノの強引なドリブルにDF陣が切り裂かれ同点に追いつかれてしまう。

 後半9分にはMF阿部勇樹の絶妙なラストパスで左サイドを抜け出したFWエジミウソンが右足で勝ち越しゴールを奪ったが、34分にC大阪MF香川真司にJ1初ゴールを押し込まれ、リードを守ることができない。

 この苦しい展開を救ったのはエジミウソンだった。失点直後の35分、右サイドからドリブルでPAへ進入すると、ゴールまで角度のない位置から強引に右足シュートをねじ込み決勝点。浦和によると、3-2で勝った浦和のフォルカー・フィンケ監督は「何度も追いつかれたことに関してはとても残念ですし、これは改善していかなくてはなりませんが、セレッソは特に攻撃に関してとてもポテンシャルを持っているチームですし、実力のあるチームを相手にしっかりと勝ち点3を取ることができて、今日はよかったと思います」と語るなど、苦戦を勝ち切ったことに満足げだった。

(文 吉田太郎)

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