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[ACL]G大阪3発勝利も指揮官「もっと取れた」

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[3.31 ACL GL第4節 G大阪 3-0 アームド・フォーシズ 万博]

 AFCチャンピオンズリーグはグループリーグ第4戦、グループGのガンバ大阪対アームド・フォーシズ(シンガポール)はDF安田理大とFW平井将生、FWゼ・カルロスのゴールにより、G大阪が3-0で勝利。G大阪は通算成績を2勝2分としている。

 G大阪は日本代表MF遠藤保仁を温存。4-4-2システムのGKは木村敦志で、4バックは出場停止のDF中澤聡太に代わり、高木和道と山口智が中央でコンビを組み、右SBが加地亮で左が安田理大。中盤は二川孝広、橋本英郎、明神智和、佐々木勇人の構成で2トップはチョ・ジェジンと平井将生がコンビを組んだ。

 今季ホームゲームで勝利のないG大阪だが、前節4得点を奪い取ったアームド・フォージスに試合序盤から襲い掛かる。元スウェーデン代表MFサンドバーグを1トップに置く布陣をとった相手に対し、G大阪は14分に左サイドでのワンツーから安田理がシュートへ持ち込むなどチャンスを作り続けた。26分には佐々木のスルーパスで抜け出したチョ・ジェジンが左足を振りぬく。だが、このシュートがポストに嫌われるなど、攻めながらも点の取れないという煮え切らない展開だった。

 それでも、「思い切って自分の役割を出そうと思っていた」と試合後のインタビューで振り返った安田理がゴールを破る。28分だ。左ショートコーナーからPAで相手DFを交わした安田理はクロスではなく、シュートを選択。思い切り振りぬかれた左足のシュートはゴールへと突き刺さった。

 後半も一方的に攻め続けるG大阪は10分、中央をドリブルで持ち上がった佐々木が右サイドのスペースを突いた平井へラストパス。平井はコントロールからの右足シュートで2-0とした。ただし、その後は二川の強烈なシュートや右クロスに平井が飛び込むなど再三決定的な場面をつくるものの、大量得点につなげることができないG大阪。31分には2トップをゼ・カルロスと大塚翔平へスイッチしたが、42分の佐々木のドリブルシュートが左ポストを叩き、ロスタイムの二川のヘディングシュートも同じく左ポストに弾かれるなどどうしても追加点を奪うことができなかった。

 だが48分、PA左サイドで二川が相手ボールを奪うと、中央の安田理が右サイドのゼ・カルロスへラストパス。これを受けたゼ・カルロスが右足を振りぬくと、シュートはDFに当たり、ゆっくりとゴールへ吸い込まれた。

 3-0で今季ホーム戦初勝利。G大阪の西野朗監督は試合後のインタビューで「コンスタントに点が取れないということで、(きょうは前線の選手に)得点感覚を覚えてほしかった。(3点取ったが)もっともっと点入ってなくちゃいけないと思っている」と反省。次節、ホームでの水原三星(韓国)戦へ向けては「ホームであるというアドバンテージ活かして、相手にポイントを与えないこと」と力を込めた。

(文 吉田太郎)

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